出世する人とできない人の特徴は？男性の出世診断チェックリストも！

今回は「出世する人とできない人の特徴」をメインにピックアップしてみて、その際に見られる「男性の出世診断チェックリスト」などもご紹介してみます。

出世というのは多少の〝運〟も含まれてくるので、今回ご紹介する内容をすべてそのまま受け取ることは控えて下さい。

得てして「自分にとってサイアクだ…」と思っているその状況からでも出世への道は開けるもので、この〝運〟や〝出世〟というのは、人生のどこに潜んでいるかわかりません。

とりあえず、参考程度にストックしておき、いざという時の心の支えにしていただければ幸いです。

そもそも出世とは？

そもそも出世というのは、世間一般でどのように認められるものなのでしょう？

「出世する」と言えば主に「会社で昇格した・昇給した」などというケースが想定され、それまでの社会的ステータスが上がったことを意味するものでしょう。

ですが人によってはこの「出世」の意味合いが違ってくる事もあり、「昇格・昇給よりも、自分にとってやりがいのある仕事を任されるようになる事こそ、自分にとっての出世」と受け取る場合もあります。

つまり「出世」というのは、人によってその認識のあり方が変わってきて、またその出世が差す内容そのものも大きく違う場合があるのです。

なので一般に「出世したね」と言われる場合には、世間で言われるところの出世と、そう言われた人にとっての出世の2種類がある、ということになります。

この点をまず押さえておきましょう。

出世する人の特徴

さて、ここから今回のメインテーマに入っていきましょう。

今回の「出世」の意味や傾向は、とりあえず、世間一般で言われている出世の内容にしておきます。

出世する人の特徴にはよく、以下の項目が共通してあげられます。

他にも多くありますが、とにかく「（出世のために）利用できる物は何でも利用する」というしたたかな精神力と、自分の思っている事を相手に伝えるための「コミュニケーション能力が高い」という点がよく注目されます。

たとえ仕事ができなくても、「なぜできなかったか？」という点を上手い口上で伝えられる人は、そのコミュニケーション能力・交渉能力が評価されれば出世につながることがあります。

出世できる人は「自分の考え」を上手く伝えられる

先述でもご紹介しましたように、主に出世するタイプの人というのは2パターンあり、1つ目は仕事ができる事、そして2つ目は「自分が思う事・考える事」を漏れなく相手に伝えられる事にあります。

仕事ができるタイプの人は文句なく出世できますが、例外として仕事ができない場合でも、「自分の思う事・考える事」を話術によって上手く伝え、相手を納得させることができれば出世につながる場合があります。

むしろ現代では後者のほうが出世率が高い傾向が見られており、その理由にはやはり「コンサル系職種でもよくニーズとされる、コミュニケーション能力・交渉能力の高さ」が買われるためです。

たとえば仕事ができる人は、「与えられたノルマ」をこなす事になります。

これはいわば誰でもできることなので、その人間力を問う場合には、「仕事ができる」以外の能力は目立って評価されません。

ですが「仕事ができないのに評価され、その評価をもって出世につなげられる人」というのは、まるで〝白を黒〟と言ってそれを相手に納得させられる能力があるとされ、その点で評価される傾向が強いのです。

もちろん仕事ができる事に越したことはありませんが、この「コミュニケーション能力・交渉能力の高さ」というのは現代で非常に多くの職種分野で求められているので、少し冷静になって会得してみる工夫をすると良いでしょう。

出世できない人の特徴

次は「出世できない人の特徴」についてです。

多くの場合、たいてい人というのは「1つの仕事のやり方を1度教えられれば、その仕事をやりこなすことができる」と言われます。

つまり、誰でも特定の仕事に就いた場合、一定期間が経てば、その仕事をそつなくこなす事ができるわけです。

ではなぜ、出世できない状況というのがあるのでしょうか？

その多くの原因は「人間関係」にあります。

たとえば、有名な転職サイト「doda」や「リクナビ」などが推計として出しているアンケート結果を見てみると、離職する理由でダントツ1位がこの「人間関係における不和」となっています。

つまり、仕事はできるのに人間関係で上手く行かず、結局その仕事（会社）を辞めてしまう、といった結果になります。

これはおそらく（誰が考えても）、非常にもったいない事でしょう。

せっかく苦労してその会社に入り、自分が得意とする仕事分野にありつけたと言うのに、仕事とは（本来）関係のない〝人間関係〟が理由で仕事を辞める結果になるのです。

この人間関係に面倒くささを覚える人、人間関係を維持していくのがなかなか難しい人、というのは、まず出世できないタイプの筆頭にあげられます。

他にもいろいろと、出世できない人の特徴はあります。

男性の出世診断チェックリスト

今回のもう1つのメインテーマです。

男性の場合は主に「1つの会社でずっと働く」か、「転職を繰り返してキャリアアップを図っていくか」という点で、出世の道は大きく分かれると言われます。

基本的にこのどちらの方法を取っても良く、とにかく「自分にとって満足できる出世」ができればOKとされる場合が多いようです。

また男性の場合は、縦割り社会や、従来の学歴社会・資格社会などが今でも出世に根付いている部分があるので、その点に配慮しておく必要があるでしょう。

他にもいろいろありますが、大事なことは「職種ニーズと自己ニーズが合っているかどうか」という点と、「自分の将来ビジョンをしっかり考えられているかどうか」という点です。

学歴や資格取得にしても、また自分が就くべき職種にしても、また「いま何が必要な行動か」を決める場合でも、すべては〝自分の将来設計〟のためになされます。

職種ニーズと自己ニーズを引き合わせることも〝自分の将来設計〟を柔軟に打ち立てるためにすることなので、まずは自分がその仕事を選んだ理由・将来にその仕事で培ったスキルをどのように生かしていくか、という事を考えておきましょう。

これらの事ができている人は、他にとくに努力をしなくても、自然に出世することができるでしょう。

まとめ

出世というのは、今回ご紹介しましたように、人によってそのあり方が変わってきます。

なので、一概に「エリートコースを渡るのが出世街道だ」や、「学歴や資格をたくさん持っておくのが出世への近道だ」などと言えるものではありません。

つまり、その本人が満足して仕事でき、その仕事を「生涯の仕事」に置き換えることができれば、それは立派な出世となります。

そもそも「出世」という言葉の意味は、「世間に出て、多くの人に知られる事」を指します。

そして、その有名になった身分をしばらくでも維持することが、「出世」の中心的な意味合いになります。

1つの仕事を続けていけば、それなりにその人は世間の人に知られることになるでしょう。

またその仕事によって有名になるチャンスを得れば、さらなる出世への道が開けます。

つまり、世間一般で「エリートコースを渡り歩く事が出世だ」と言われることによって本来の「出世」の意味合いが埋れてしまい、本当の「出世」の意味がわからなくなっている状態が見られるのです。

なので、まずは「自分の能力に見合う仕事・職種」を見つけてそれを選んでおき、その仕事を継続することが大事になるでしょう。

そうしてその仕事を続けていく事によって、あなただけに与えられる〝出世の道〟が（自然に）開けていくのです。