国際結婚の国別離婚率!国際結婚が難しい本当の理由は?

皆さんこんにちは、今回は「国際結婚の国別離婚率」というものに視点を当て
て、〝なぜ国際結婚が一般的にむずかしいと言われているのか?〟
について具体的にご紹介していきます。

国際結婚が難しい理由は?

国際結婚というのはやはり国をまたいでの交際・結婚となるため、
普通に国内でする恋愛・結婚とはステップもアプローチの仕方も
環境も大きく違ってきます。

 

この辺りの事情にも視点を向けた上で、
国内でする普通の恋愛との違いをご一緒に見ていきましょう。

国の習慣や文化が合わない

やはり国際結婚となると〝違う国同士の人がカップルになる〟という
背景・土台があるため、それぞれの国で培われた文化や
風習が合わない問題が出てきます。

 

とくに欧米ではキリスト教が文化として根付いているため、
日本国内で培われてきた宗教観との違いも強かったりする場合があり、
相手が熱心であればあるほど、交流・恋愛・結婚をする場合は
支障となる場合があるでしょう。

 

まして結婚となると、当然お互いの家庭との深い交流が控えているため、
その点でも「相手の家庭習慣・価値観の持ち方が合わない」との理由で
お互いで嫌悪してしまう場合もあります。

 

国際結婚の成功率は高い?低い?

さて、実際に国際結婚をする場合の成功率についてですが、
これは平成28年度までの統計によって数値で算出されています。

 

2015年度までに結婚をしたカップルは635,156組おり、
そのうちで国際結婚したカップルの数は20,976組とされています。

 

実に3割の確率をもって国際結婚をしているカップルがいることが
わかり、この傾向は現在でも続いていながら今後はさらに
その数を増すことが予測されています。

 

そしてこの総合的な結婚率において離婚したカップルの割合についてですが、
これは総合で226,215組であり、
この場合も役3割近くのカップルが離婚していることがわかります。

 

そのうち国際結婚をしていたカップルの離婚率は13,675組となっており、
実に離婚したカップルの半数に達していることがわかります。

 

全体的な結婚率において「国際結婚をしたカップルだけの離婚率」を見ると
約6分の1程度になりますが、この傾向も今後の国際結婚増加の割合に沿う形で、
さらに増える可能性が想定されるでしょう。

何事にも手続きが大変

国際結婚をする場合に「本当に大変!」と言われるのは、
まず結婚・離婚に際する手続きが関するものがあります。

 

まず結婚するときでも相手の国の役所に婚姻届けを
提出しなければなりませんし、また離婚する場合でも同じく、
相手の国の役所に離婚届を提出しなければなりません。

 

それに加えて英語表記での書類の提出が課される場合が多く、
多少なりとも語学の知識がなければ、結婚・離婚に関する手続きを
スムーズに終わらせることはできません

 

郵送するにも時間とお金がかかることもあり、
国内での結婚・離婚に際する手続きに比べて、かなりまごつく場合が
多く出てくるのです。

 

この中で、フィリピン人男性・女性と結婚した場合には
「離婚届を提出する必要はない」となるので、この点では比較的楽かと思います。

 

国によっては宗教観や国そのものの文化のあり方によって、
結婚・離婚に対する概念が違うこともあり、
日本国内でなされている手続きと大きく違ってくる場合があります

 

相手の家族との交流が上手くいかない

先でも少しご紹介しましたが、国際結婚となると当然、
自分と相手の家族・親族・友人・知人に至るまでとの交流が
問題になってきます。

 

この際、「お互いに深く愛し合っていれば問題ない」というような
カップル同士の問題とは個別の問題になるため、
そこで問題発覚・支障が出る場合が普通に多く見られます。

 

比較的、外国の家庭というのは「成人すれば一人前」と見なされる上で、
結婚や仕事に関してあまりとやかく言いません。

 

しかしその分、自立心の高さが物を言う形で
「相手の親族や家庭に理想を求める姿勢」の強さがあるため、
この点で理想に適わなかった場合はスムーズにいかないことが多いです。

 

これもひとえに国際間の文化的風習の違いによる支障となりますが、
なかなか簡単には乗り越えられない壁になるでしょう。

 

国際結婚の国別離婚率

現在、日本人の多くが国際結婚をする上でメジャーな国としてあげられるのは、
主に以下の国とされています。

・アメリカ

・イギリス

・フィリピン

・中国

・韓国

・朝鮮

・タイ

・ブラジル

・ペルー

・スウェーデン

だいたいこれらの国の人とのカップルが多く見られており、
結婚率・離婚率においても、これらの国をメジャーにする形で多く見られます。

 

たとえばこの中の国での離婚率を調べてみると、
主に以下のような結果が得られます。

離婚率の国別順位

1位:朝鮮(45%)

 

2位:フィリピン(41%)

 

3位:ペルー(39%)

 

4位:スウェーデン(38%)

 

5位:中国(34%)

 

6位:アメリカ(33%)

 

7位:イギリス(31%)

 

8位:韓国(28%)

 

9位:ブラジル(27%)

 

10位:タイ(25%)

だいたいこんな感じになるようです。

 

この中でも注目すべきは朝鮮や中国がかなり(あるいは比較的)離婚率が
高いという点です。

 

これは国際関係の事情が背景にある場合や、
やはりカップル個別の事情などが影響しているようです。

 

また国際交流が盛んに見られるアメリカやイギリスの男性・女性との
離婚率の軒並み高いことがわかり、意外な一面として受け止められるでしょうか。

 

タイ人男性・女性については、総合的に見て
まだ他の国との国際結婚率から見て低いことがあり、
その分、離婚率もかなり低い数値で出ていることがわかります。

 

それでもやはり韓国やブラジルなどの国の男性・女性との
離婚率は偶然からか?低いことがわかります。

 

少し国際交流・結婚に踏み切る場合には、
それぞれの国の文化や事情を先に調べておいても良いでしょう。

国際結婚での離婚率は増加している?

 

ここまでは、国際結婚の成功率・離婚率をメインにご紹介してきましたが、
現在をもって国際結婚率は前年に比べてかなり増加傾向にあります。

 

もちろんこの理由には国際間での交流が非常に恵まれてきたことと、
インターネットなどを通じて世界規模での連絡交換がスムーズに
行えるようになったことがあります。

 

主にSNSなどを使って個人的なお付き合いから始まるケースも
多くなってきており、結婚相談所に相談しなくても自分達で
交流を深めていける点が、現代文化の非常に大きな特徴としてあげられるでしょう。

 

しかしその反面で、お互いの国の文化・風習についての知識が
ほとんど無いままでの交際が進んでしまうことが多く、
気付いたら「国際結婚なんてとんでもない」といった状況にあることも
少なくありません。

 

国際交流が盛んになった現代だからこそ、
またSNSツールを誰でも簡単に扱えるようになった現代だからこそ、
お互いの国の風習や事情をいち早く把握しておき、
交際を始める前にまず相手の国の文化について確認するよう努力してみましょう

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は「国際結婚の国別離婚率」をメインテーマに取り上げ、
それぞれの国との国際結婚の事情や背景についてできるだけ簡潔に
ご紹介してきました。

国際結婚というのは国内結婚と大きく違い、
まずお互いの文化や風習を深く理解するところから始まります。

その上で、結婚に際する法律上・書類上の手続きを覚えておき、
どんな状態でも結婚に向けて〝2人で乗り越えていける絆の強さ〟
を育んでおくことが大切になるでしょう。

 

また離婚に際する手続きの仕方も交際を始める前にきちんと覚えておき、
イザと言うときに困らないよう配慮しておくことも大切です。

 

これは家庭が上手くいった場合に、
子供の出生登録時の法・書類手続きにも必要なことなので、
予備知識としてストックしておかなければなりません。

 

このように、国際結婚をする場合は〝周りのオプション情報〟を先に
把握しておかなければならないというステップがあるため、
誰でもスムーズにいくとは限りません。

 

国際結婚に際する知識をしっかり身に付けておき、
自分が本当に国際結婚に向いているかどうかをしっかり確認した上で、
着実に交際を続けていけるよう準備しておきましょう。

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