20代・30代・40代で女性が結婚できる確率・できない確率は？

今回は、20代・30代・40代女性が結婚できる確率・結婚できない確率に焦点を当て、年代別で「結婚できる女性・できない女性」の特徴といったものをご紹介していきます。

【年代別】結婚できる確率をまとめました

結婚というのは確かに運命によって左右されることが多いため、とりわけ年代別で大きく変わる要素というのは見受けられません。

しかし、それぞれの年代によって、流行の受け取り方・性格の固まり方・ファッションセンスのあり方・物の見方（価値観のあり方）などが確実に変わるため、それによって「結婚できる・できない」を分けてしまう場合が普通にあります。

今回は年代別だけにポイントを置くのではなく、それぞれの年代において女性が〝どのようにすれば効果的に結婚運をつかむことができるか？〟といった点も含め、柔軟な視点からお伝えしてみます。

20代女性の結婚できる確率

現代に見られる日本女性で「20代で結婚できる確率」というのは、大ざっぱに言って「10人中4人」と言われています。

つまり〝4割〟の確率で結婚できるのが20代女性の結婚における特徴とされていて、この確率はキャリアウーマンへの流行がささやかれている現代においては、比較的「多い数値」とされる傾向にあるようです。

日本人女性の初婚率は現代のところ、平成23年の時点で「29％」とされており、さかのぼってみると平成5年で「26.1％」、平成15年で「27.6％」、平成22年で「28.8％」と年々婚期が遅くなってきている状況にあります。

この点から見る上でも、20代にある日本人女性の婚期はさらに遅くなる傾向があり、その編率としては２０台での結婚率「1割から2割」に減退する可能性もあるでしょう。

〈参考サイト〉厚生労働省「人口動態統計月報年計（概数）の概況」https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai11/kekka04.html

20代女性の婚期が遅くなっている理由

先述でも少し触れましたが、20代女性の婚期が遅くなってきている理由は主に「キャリアウーマン化している現代の風潮」によく見られます。

具体的には、女性進出の社会が目覚ましく発展していることに沿う形で、一度社会に出た女性が〝自分が快適に働ける職場〟を見付ける確率が破格に上がってきている点に見られます。

20代と言えば、これからキャリアの実績を積んでいき、自分の社会人としての出世や展望を充実していく時期に差しかかります。

この点では男性と同じく、20代は今後の自分の生活基盤を備えるための大切な時期となるため、その時点で仕事を辞めて家庭に入ることが逆に不安要素になりやすく、かえって「独身生活を続けること」が自分のキャパシティに見合った傾向にあることが予測されます。

20代女性が結婚できない確率を引き上げている理由

先述でもご紹介しましたように、20代女性にとって社会進出の重要な時期となるのがこの〝20代全般〟となるため、その点で「20代での婚期を逃してしまう傾向」も非常に増えてきています。

キャリアウーマン化が進んでいる現代において「会社（仕事）とつながっている自分のステータス」が唯一頼れる安定となることが多く、結婚しても離婚した場合を想定したり、あるいは旦那の稼ぎが悪くてまた自分も働かなくてはならなくなった場合など、環境がガラリと変わってしまう結婚に対してきわめて強い不安を覚える女性も多くいます。

これらのことが直接的に〝結婚できない20代女性〟を増やしている原因にはなりませんが、それでも結婚と仕事の両立を思う場合には、誰にとっても避けては通れない重要な課題となるでしょう。

30代女性の結婚できる確率

30代女性の結婚できる確率は、現代のところ「27.8％」とされています。

この数値は20代の結婚の確率とほぼ変わりませんが、しかし女性個別の状況からみる場合には事情が大きく変わる傾向が見て取れます。

つまり、女性にとって婚期というのはいわゆる〝出産に関する適齢期〟と直結する場合が多く、女性によっては「婚期を逃した」というのは「自分にとっての出産期を逃した」と言う場合と同じことになる場合もあります。

出産できる状況に配慮する場合、健全に子どもを産める身体状態を想定する際にはやはり30代でも「前半まで」が適当とされ、その上で焦って結婚する女性も多くなるため、結婚率が自動的に引き上げられるという状況も見て取れます。

30代女性の結婚率はそれでも低迷している？

先述のように、30代女性の場合は「出産できる適切な時期」が関わってくるため、20代女性の場合よりもさらに「婚期を逃したくない」という気持ちが高まる年代となります。

しかしそのような状況がある中で、30代女性の結婚率は目覚ましい高まりがそれほど見られず、どちらかと言うと従来通りに低迷線をたどっている状況が見られています。

この理由としては20代女性の場合とほぼ同じで、「自分がせっかく手にした快適な仕事環境」を手放すことができず、かと言って幸せな結婚にこぎ着けるまでの〝理想の男性との出逢いの環境〟が確保できない境遇にある場合も多いようです。

出逢いの場というのは、どの年代にとっても確保しづらい場合があり、それによって独身生活で定着してしまう人も多くなり、そのまま生涯独身で通してしまう人の傾向も最近では非常に高まっています。

30代女性というのはまさにこの「幸せな婚期をつかめるか否か」の瀬戸際にあるなどと言われることもあります。

この年代において婚期をスムーズにつかむことができなければ、あとはズルズルと独身の状態が続いてしまうことも多々あります。

30代女性がスムーズに結婚できるためには

20代女性の場合ならその後も〝出逢いの機会〟がまだまだ訪れるのでよいですが、30代女性の場合では、その時期に理想的な結婚を望める期間を逃してしまうと、あとはそのままズルズルとその状態を引きずってしまう傾向もやはり増えてきます。

この場合、30代女性がスムーズに結婚できる工夫としては、やはり「出逢いの場をできるだけ多く持つこと」です。

お見合いや友人の紹介、またコンパやSNSを使っての出逢いの広場の活用など、とにかく身の周りで利用できるモノは何でも利用する、といった積極的な姿勢が望まれます。

30代と言っても日本だけでなく世界から見た場合には、まだまだとても若い年代にあることに変わりなく、その後にいくらでも出逢いのチャンスはあるとされます。

できるだけ自分から〝出逢いの場〟を作っていくことが大切で、その上で自分磨きを積極的にしていくと良いでしょう。

40代女性の結婚できる確率

さて次は40代女性の結婚率ですが、これは現代において「23％」となっています。確かに20代女性、30代女性から見ればその確率は落ちていますが、それでも「20％以上」と、全体的な確率の数値からすればかなり高い数値にあることがわかります。

この理由は主に「婚活サイトの普及率」が非常に上がってきたことにあり、またそのサイト独自の婚活斡旋率・成功率が破格に伸びてきていることに起因します。

とくに女性の場合は男性の場合よりも、30代以降の婚活成功率が高いことがあげられます。

男性の場合は仕事が安定しないことや、特定の女性との出会いがそれでもないこと、または結婚そのものに魅力や価値を感じていないことや、1人でいるほうが楽だと思い込んでいることなどにその理由が見られます。

40代女性でも結婚しない人が増えている？

男性の場合と同じく、女性の場合でも「結婚そのものに価値を置いていない傾向」がよく見られており、その最も大きな理由としては「結婚することによって、自分の自由な時間がなくなってしまうこと」があげられるようです。

すべての女性にこの理由は当てはまりませんが、それでも結婚することによってそれまでの環境・生活ペースがすっかり変わり、その環境の変化になかなか自分を馴染ますことができない女性が増えていることも確かです。

結婚というのは個人スペースの確保がむずかしくなる状況を作り、さらにパートナーとなる男性との価値観が合わない場合、子どもを産む・産まないといった、それまで考えてこなかった新たな問題なども浮上します。

このように、結婚することによって生まれる諸問題のほうが遥かに〝今の自分の生活ペース〟から見て大変に映ることも多く、その場合に多くの女性は「今の状況から変わりたくない・自分の居場所を確保しておきたい」といった保守的な姿勢が芽生えるようです。

バツイチで子持ちの女性も増えている

40代女性ともなれば、一度は結婚した人も非常に多く、その上で離婚して「子持ちの状態で婚活する女性」も非常に増えています。

子持ちとなった時点で再婚できる確率は減退する傾向があり、その状況によって初めから婚活に重点を置かない40代女性の数もやはり増えています。

とくにこのような場合では、公式の婚活サイトを活用するよりSNSなどの気軽に出会える婚活ツールを利用する女性も増えており、その背景をもって「結婚はしないけど（籍は入れないけど）同棲はする」などといった同棲に重点を置こうとする女性も見られます。

このような婚活における進展の変化もあるため、実際に「結婚できた」という状況も公式には認められず、40代女性の場合は〝結婚できない確率が高く見られる傾向〟が根強く残っています。

まとめ

今回は「20代から40代までの女性に見られる結婚できる確率」についてご紹介してきましたが、この状況・結婚率の傾向は、今後もご紹介した編率を延ばしていくことが予想されています。

結婚できる・できないという傾向は運命的な左右もあるため一概に「20代～40代での結婚率」を断定することはできませんが、それでも各年代特有に見られる結婚にまつわる事情は、その年代別で確実に見分けられます。

20代でも40代でもその環境によって婚期・結婚率が変わってしまうため、それぞれの女性に見られる生活状況・仕事環境のあり方をしっかり確認しなければ、これらの確率は意味をなしません。

しかし、結婚率が低い年代と言っても、個別で生活環境・ペースを変えることですぐに婚期はやってくるため、個別で生活の変化を工夫することによって、いくらでも理想に向けての解決策は得られます。

もし20代から40代にある場合、自分の婚期を引き寄せたい・理想の男性との結婚をつかみたいと言う場合には、まず自分の身近な生活環境から変えてみましょう。

たったそれだけで、〝幸せな結婚〟がウソのように舞い込んでくることもあるでしょう。