結婚しない生き方を選ぶ女性の理由は?一生独身の割合、生涯未婚率は?

皆さんこんにちは、今回は「結婚しない生き方を選ぶ女性とその理由」に焦点を当て、一生独身でいることへの覚悟をはじめ、それに見合う貯金額などもご紹介します。

一生、独身生活を送っていこうとする男性・女性は、現代の日本でも非常に多く見られてきています。「初めから独身でいたい」とする人もいれば、「理想的な相手がいないから仕方なく独身でいる…」という人もいて、その理由はさまざまなものです。

結婚・未婚というのは人生を送る上でも非常に大きな通過点・転換点にもなり、早いうちから人生設計をしようとする場合、避けては通れない課題ともなるでしょう。

ぜひこれをご機会に、結婚しない生き方について、ご一緒に考えてみましょう。

結婚しない生き方を選ぶ女性が増えている

「一生、独身…」、やっぱり寂しい言葉に聞こえるでしょうか?

ですが、この「一生、独身でいる」というステータスを強く望む人も最近ではとても多く見られてきており、その理由は男性・女性を問わずさまざまな状況から成り立っています。

独身生活を覚悟する場合、その理由として最もピックアップされやすいのが「自由でいられること」でしょう。

結婚するとどうしても〝他人(パートナーですが)との共存〟が義務になるため、人によってはそれが膨大なデメリット・ストレスになってしまうことがあります。

次に多い理由は「適齢期を逃したから…」というもので、これは逃そうと思って逃すのではもちろんなく、「気が付けば過ぎていた…」といった、自然な経過によるものです。

とくに現代社会では核家族化が進んでくる上で、〝1人で過ごせる生活空間〟の確保が飛躍的に充実してきています。

つまり、誰かの援助を借りないでも生活できるという「1人暮らしに最適な環境・条件」がそろっていることから、仕事に専念できる環境も自然に充実し、その上で理想的な人との出逢いのチャンスを逃したという経過が多いのです。

30代での未婚率は「50%」に届きそう!?

30代の男性・女性の未婚率についてです。

現在のところその未婚率は「47%」とされていて、過去の未婚率推計から見ても「かなり高まった数値」として認められます(2019年現在の情報)。

この傾向は今後も継続して高まることが予測され、たとえば「5年後では確実に50%を超えている」などとも言われます。

この30代という時期は、女性にとってはとくに「結婚するのに最適な時期」ともなり、その時期に婚期を逃してしまうとその後もズルズルいく可能性が高まる場合が多い傾向にあります。

出産時の身体的状態を考えた上でも「その後はスムーズに幸せな結婚できる時期は来ないのでは…」などと一抹の不安に駆られるものでしょう。

20代の男性の未婚率は「95%」と100%に近く、20代後半でも72%と7割を超えており、30代でもこのように50%に届きそうな確率にあるため、多くの女性が未婚でいることは自然に納得できるものです。

女性の場合でも、20代の未婚率は91%で、20代後半では61%30代では34%、そして30代後半から40代では23%となり、男性の場合よりは低くなっています。

それでも過去か推計から今後の未婚率を想定する上では、これまでに比べて遥かに結婚率が下がってくることは安易に想定されます。

男女別・生涯未婚率とは!!

生涯未婚率というのは、50歳の時点で一度も結婚したこと無い人の割合として出されています。(中には50歳以降に初婚を迎える人もいます。)

2017年に発表された生涯未婚率を男女別で紹介します(国立社会保障・人口問題研究所(厚生労働省管轄の調べによる)。

男性23.6%

●女性14.1%

となっています。

この数字を人口で換算してみると、男性は4.2人に1人、女性は7人に1人が一生涯を独身で過ごすということになります

結婚しない人生を選ぶ人が年々増加傾向にある世の中ですが、いざ数字で見ると驚きますね。

結婚しない人生を選ぶ女性の理由は?

自由でいたいから結婚しない

先述でも少し触れましたが、とくに男性でも女性でも「一生独身の人生」を選ぶ理由のトップにくるものは、やはりこの〝自由でいたいから(自分だけの空間を確保したいから)〟という、プライベートでの充実を図ることが強く見られます。

結婚すれば、やはりパートナーとはいえ〝他人〟との共存を強いられるため、連続した日々に疲れたときなど、またちょっと落ち着きたいからと言って「1人の空間」を確保しようとしても、たいていの家庭においてそれは叶いません。

このような、それまでずっと1人で自由に暮らせていた環境が一瞬にして奪われることに不安を覚え、「それならばもういっそのこと独身でいよう」と固く決意する女性も中にはいるようです。

この「自由な空間をずっと確保したい」という願いは、たいていの場合結婚後も継続されるようで、幸せな結婚をしても離婚する場合には「自由でいたかったから」という理由がよくあげられます

その場合に子どもが産まれていた場合には、養育費や慰謝料などの負担が重なるため、未婚でいる人の状況よりもさらに苦難が生じるでしょう。

単純に理想の人が見付からない

一生独身でいる女性があげる理由のうちで、単純に「自分にとっての理想的な男性がいない」というのも多く見られます。

これは人によっては単に〝好みのハードルが高いだけ〟などと揶揄されそうなものですが、それでも環境的に出逢いの場が乏しく、仕事、仕事、仕事できた女性にとってはとくに多忙によってその場面が奪われ、「出逢いたくても出逢えない」といった切実な局面が強いられます。

また、普段なにげに過しているその繰り返しによって、積極的に恋人を作ろうとしない女性の場合でも、この「理想の男性と出逢えない状況」は出てきます。

これらはその女性の心境の問題・価値観の違いなどによって大きく変わるものであり、またその環境のあり方によっても〝出逢いの頻度〟は違ってくるため、必ず個別により違った理由を求めなければなりません。

自分だけのためのお金が使える

これも一生独身を選ぶ際の大きな理由になるでしょうが、「自分で稼いだお金を自分だけのために使える」というのは、社会人になった上で非常に大きなメリットとして捉えられるようです。

結婚すればまず生活費が必要になり、それに自分が稼いだお金の大半以上が取られます。

さらに結婚した相手が要り用になった場合や病気になった場合、またレジャー時などでも結婚した相手がそれなりに稼いでくれればいいですが、稼ぎが少ない場合だと、自分の稼いだお金が湯水のように出ていくことも普通にあります。

またさらに子どもが産まれれば、出産費用から育児費用などが膨大にかかるため、もはや「稼いだお金を自分のために…」などと言ってる場合じゃありません。

こうした「結婚したことによってどんどん出ていくお金」を考えた場合に不安が募り、自分が稼いだお金は自分のために使ってこそ〝張り合いのある自由な人生〟と自然に思えることが、その理由の補足にもなっているようです。

夫の暴力が怖い

いわゆるドメスティックバイオレンスについての問題ですが、このドメスティックバイオレンス(家庭内暴力)への恐怖も多くの女性にとってのハードルになり、これが元で結婚を思いとどまらせる大きな原因になっていることもよく見られます。

現代に見られる「ドメスティックバイオレンスに悩む女性」を確率からみると、「(結婚している女性・結婚したことがある女性において)10.6%とされており、10人中1人の割合で夫の暴力に悩んでいる女性が確認されます。

「自分は大丈夫」と断言するまでにはどうしても結婚相手との相性の確認が必要です。

その確認が本当にできるのは「結婚後、何か月か経ってから…」といった現実的な側面があるため、「夫の暴力に怯えるくらいなら最初から結婚しなくてもいい」とする女性も多くいるようです。

このような世情を見る上で女性の未婚率が加速する傾向も確かにあります。

いくら男性から「結婚しよう」「自分はそんなことしないから大丈夫…」と迫られても、なかなか消えない〝結婚後の不安〟を想う上では、確実な安心をもって結婚に踏み切る女性はやはり少ないものでしょう。

子どもが苦手かも。。。

これはやや珍しい傾向・理由とされますが、それでも実際にその女性の幼少時の体験や環境による経験などによって、「子どもがキライになってしまう傾向」というのは見られます。

この〝子ども嫌い〟の傾向は初めからそうだったというのではなく、たいていどの女性も「幼い頃に自分が母親から受けた虐待」や「近所の子どものいたずらによる苦い経験」などが元になっている場合が多いようです。

また上記の背景とは別に「自分が子どもを出産することが怖い」や「子どもをきちんと育て上げる自信がない」といった精神的不安をはじめ、環境・経済的不安などが後押しする形で子どもを持つことを躊躇してしまう傾向も見られます。

一生独身を覚悟する場合の必要な貯金額は?

さて、ここでは少し視点を変えて、「一生独身を決意した場合に必要となる貯金額」について確認してみましょう。

これは主に、一般のサラリーマンの年収を逆算する形で求められることが多く、一生をだいたい80歳から90歳、あるいは100歳としておき、現時点からその年数を掛け合わす形で算出できます。

一般的なサラリーマンの年収は約「300万~から500万円」であるため、少なめに見積もって「300万円」としておきます。

そして80歳、90歳、100歳と、今後の余生を想定したその年数に「300万円」を掛け合わせます。また今後を想定する場合は〝現時点〟から計算するため、自分のそのときの年齢を設定した年数から引いておかなければなりません。

上記をもってここでは、ちょうど30歳の時点で、その後の必要な貯金額の想定をしたとしましょう。

また長寿国日本ですから、「100歳」をその上限に見積もっておきます。

その場合、「300万円×70年(100歳-30歳)」となるため、必要な貯金額合計は「210,000,000(2億1千万円)」程度となるでしょう。

ただしこれは「年収300万円のサラリーマン」を計算の母体にしているため、少なからず裕福に過ごせる場合の貯金額になります。

まとめ

いかがでしたか?

今回は「結婚しない女性の生き方とその理由」に焦点を当て、その場合の必要になる貯金額についてもご紹介しました。

一生独身で生活するという男性・女性は年々増えてきている傾向にあり、その理由としては「1人で十分やっていける生活環境が整っていること」があげられ、また現代の世情に見られるあらゆる流行や価値観の移り変わりによっても、未婚率を引き上げる原因が見られます。

独身でいる理由で一番強いものはやはり「自由を確保したい」といったプライベートの充実で、その他でも「お金を自由に使えること」や「ドメスティックバイオレンスを懸念するここと」なども有力な理由になっています。

結婚する・しないというのはそれぞれの男性・女性にとっては〝運命的なもの〟になるため、結婚できたから・できなかったからと言ってあれこれ悩む必要はないでしょう。

どれだけ立派な人でも、普通に生涯を独身で通した事実は過去に多く見られています。

やはり、本当に〝自分にとって理想の人〟が現れない限り、焦って婚期を求めることはせず、じっくり〝自分にとって充実した魅力的な人生〟を選ぶことが大切になるでしょう。

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