皆さんこんにちは、今回は〝一生独身でも幸せになれるのか?〟というテーマを掲げた上で、未婚女性・男性をはじめ、その幸せのあり方と現在の悩み・老後の後悔、その解消法などについてご紹介していきます。
これは人それぞれで変わってくるテーマでもあるため、「一生独身でも必ず幸せになれる・不幸になる!」などと豪語できるものではありません。
その人の境遇、考え方、価値観などによって大きく左右されるため、まずは「独身生活での幸せ・不幸」についてじっくり考えてみることが大切でしょう。
ぜひこれを機会に、皆さんも一緒に「独身の幸せ」を考えてみませんか?
Contents
8割強の女性が未婚を覚悟している?
メットライフ生命保険による「20代から40代までのキャリアウーマン」を対象した「仕事観・人生観・ライフプラン」のアンケートでは、実に「8割近く」の女性が〝一生独身でいるかも…?〟と、独身でいることを肯定する傾向が確認されました。
現代では「1人で生活できる環境」が充実していることをはじめ、とくに働く女性にとっては「別に夫の稼ぎに頼らなくても大丈夫」という経済的な強い土台があるため、それほど悩まずに独身生活を続けていける環境が整っています。
男性の場合でも女性と同じ理由で独身生活を続ける人・独身生活に価値を置く人が増えてきており、その相乗効果によって男性・女性がお互いに「1人で生活できる人生設計」を立てている傾向も見られます。
このような〝未婚男性・女性〟が増えている世情を眺める上では、「一生独身を通してもそれなりに幸せをつかめる」といった新たな人生観も生まれているようです。
未婚女性の悩みや後悔を検証
後悔1:子どもを持てない
さて、ここからいよいよ本題に入っていきますが、いくら独身男性・女性が増えている傾向が世情に見られても、やはり「結婚しないことによる後悔」は多くの女性が持たされています。
その後悔のトップにくるものがやはり「自分の子どもを持てないこと」で、これは〝自分の子孫を残すこと・愛する人との絆を持つこと・友達などと比べて自分に劣等を感じること〟などがその主な原因になっているようです。
その中でもやはり「愛する人との子どもを持つことができないこと」というのが大きな割合を占めているようで、女性には〝出産にまつわる適齢期〟が確実にあるため、適当な婚期を逃すことによってその後悔の念は高まるようです。
後悔2:孤独感
やはり人は誰でも「孤独でいること」にはそれなりの落胆を覚えるようで、これは男性・女性を問わず、誰でも未婚でいることによる後悔のうちに含まれる傾向があります。
この場合でも〝結婚して幸せな家庭を築いている友人〟と自分を比べてしまい、それによって自分の身の上に劣等感を感じてしまう場合が多くあるようです。
とくに男性の場合では、社会的ステータスを思う上での落胆・愛する人との絆を持てないことによる孤独感・自分の子孫を残すことができないことによる失望感などが見られやすく、女性の場合でもこれらに似た孤独感を得るようです。
女性にとって「子どもを産む」ということは非常に大きな喜びにあり、男性の場合よりも「適齢期」を気にする傾向が強まるため、子どもがいないことの孤独感も多分に襲ってくる傾向があります。
暖かい家庭にあこがれを持つ女性は多いため、「なぜ自分は今でも孤独でいるのか(1人ぼっちなのか)」ということを考えた場合、余計にその孤独感は強まります。
後悔3:経済的な不安
結婚して大きなメリットとなるのは、まず夫婦が財産を共有すしたり、共働きする場合に得られる報酬となるでしょう。
1人でいるより2人で稼いだほうが貯金も早く貯まり、倹約しながら生活する上では、1人暮らしの場合より実りが遥かに多い場合があります。
もちろん子どもが産まれたり、あるいは結婚生活をする上での諸費用などがかさむ場合もありますが、それでも子どもを産めば〝子どもを持つ喜び〟を知り、また相性が良い夫婦であれば〝2人で暮らすことの喜び〟を十分分かち合えます。
この場合、1人暮らしする上で生活費がなかなかスムーズに支払えない上での後悔となりますが、「2人ならもっと楽に暮らせるのに・人並みに暮らせるのに…」といった困窮の場面が増えることに後悔の原因があります。
ただしこの経済的な問題が後悔の理由になる場合は、職を転々と変えたり、リストラに遭って生活苦を多少でも味わった場合の後悔となるため、すべての人が後悔するとは限りません。
後悔4:将来への不安
これは先述の「経済的な不安・後悔」につながる部分もありますが、この場合は主に「老後の自分」を想定した上での後悔となります。
ずっと生活していく上で、若いうちは良いですが、自分が年を取ってしまった後の生活状況・環境を思う場合、「そばに誰もいなくて大丈夫だろうか…?」といった生活する上での不安が強まります。
つまり、老後に自分が病気した場合やケガをした場合に、〝誰がその自分の面倒を見てくれるのか?〟という見守りへの不安や、また「年を取っても自分はずっと孤独でいなければならない」という、この場合もやはり孤独による不安や懸念が高まる傾向が強まります。
将来のことは誰にもわかりません。
わからないからこその不安となり、それによって得られる孤独感や将来的失望による後悔の念が、ずっと未婚でいる場合には大きなハードルとなる場合もあります。
後悔5:ポジティブになれない
これは生活全般における悩み・後悔になります。
未婚・独身でいることによって生活への覇気がなくなり、とくに周囲に既婚者が多くいた場合には、彼らと自分の状況を比べて「自分がみじめに思えてくる」といった後ろ向きな生活が強まる場合があります。
これは女性に限らず男性にも強く見られる傾向で、結婚できなかったことが大きなコンプレックスになってしまい、「自分は何をやってもダメだ…」と生活のあらゆる場面でネガティブな思考を持ってしまうことがよくあります。
とくに女性の場合は「子どもを持てなかった場合」に、この後悔が強く襲ってくる傾向が見られやすく、男性の場合よりも〝出産の適齢期〟を逃したことによって、「一生自分は立ち直れない」と塞ぎ込んでしまうことが多くなります。
この場合は、かなりシリアスかつ引きずってしまう後悔の念に見舞われることがあるため、自分なりに思想・発想の転換の基準を持っておくことが必要でしょう。
今までの自分の人生を否定してしまう
これも先述の「生活全般の悩み・後悔」に含まれますが、結婚できなかった女性の最も大きな悩みは、「結婚できなかったこと」をそのまま〝自分の評価〟に換えてしまう点にあると言われます。
「結婚できなかった自分は誰からも必要とされていない」や「子どもを産めなくなった自分は女性としての価値がない」などと自分で勝手に決め込んでしまい、その思いの深さによって自分の人生そのものの価値さえ決め付けてしまう傾向が出てきます。
この悩み・後悔は、じっくり時間をかけてやってくるものであり、30代や40代のうちではまだ若さによって乗り切れる場合が多いでしょう。
しかし50代、60代と年をさらに取っていくうちに自分の人生を振り返るようになり、その時点で「自分の人生はいったい何だったのか?」、「誰のための人生だったのか…」などというはかなさを思う感情が出てきます。
こうなると、結婚できる・できないことへの焦りと言うよりも、自分自身に対する内向的な後悔の念のほうが膨らんできて、自分の人生に対する虚しさを強く感じてしまう状況に陥ります。
独身でも幸せになれる方法
先述までは「一生独身でいる場合の悩み・後悔」をメインにご紹介してきましたが、ここからは「独身でいても幸せになれる方法」についてご紹介していきます。
独身でいることはとりわけ不幸ではなく、むしろ「自分が産まれてきて本当にしたいこと」が自由にできる時間・空間を確実に確保できるという、本来、すべての人にとって非常にありがたい運命にあります。
大事なのは、その「自分に与えられている幸せ」に気付くかどうかということで、さらにその自分だけの時間を有意義に使える能力・スキルを持っているかどうかになります。
自分の趣味の幅を広げる
まず、独身でいることの喜びを実感させてくれるものに、この「趣味の幅を広げる」という方法があります。
趣味というのはもちろん〝その人が心から楽しめる遊び〟であるため、それをしていて疲れる・悲しい・不幸などを感じることはないでしょう。
自分を楽しませてくれる生活ツールを増やしておき、「1人でも十分に人生を謳歌できる空間」をいくつも持っておくことが大切です。
それによって、結婚した場合には確実にできないことができるという、現実的な視点から見ても実感できる喜びが得られます。
考え方や心境を変えておく
これは誰でも悩んだときにすることですが、気持ちの切り替えによって人は前進でき、さらに人間としてのステップアップを図ることができます。
独身でいることで悩んだり、後悔の念を覚えてしまった場合でも、この気持ちの切り替え・考え方の転換は非常に役立つものになってくれ、さらに〝結婚できるかどうかで悩んでいた頃の自分〟の心境よりも、遥かに落ち着いた心境を持つことができるでしょう。
この場合はそれまでの考え方を抜本的に変えることが必要となるため、それまでの価値観を一度見直すことが大切です。
それまで〝価値がある〟と思っていたことを冷静に見直してみて、「本当にそれが今の自分にとって価値のあるものか?幸せを与えてくれるものか?」といった点を思考してみましょう。
この〝今の自分にとってどうか?〟という点が重要です。
今の自分にとって「それを価値あるもの」とすることによって自分の心が悲しくなるなら、それは価値のないものです。
それを思って悲しくなるものなど誰も必要とはしません。
このような形で〝今の自分にとって価値があるもの・ないもの〟を識別していき、今の自分が本当に求めるものは何なのかについて追究してみましょう。
この世は借り物の世界と信じること
これは多少、宗教的な概念になります。
いま自分が生きているこの世というのは、自分が物心つく前に勝手に生まれ落ちた世界であって、そのため〝自分が意図して生まれてきた世界ではない〟とまず思い切ることが大切です。
この思い・考え方を土台にする上で、今度は「この世界は神様によって用意された試練の時・空間」として受け止めて、この世でたとえ人並みの幸せを得られなくても、神様の国(天国)では必ず自分は幸せになれる、とここでも信じてみます。
そうすることによって「この世で受ける悲しみや切なさ」といったものがその根底から軽減されることが実感され始め、場合によっては、それらの悲しみ・悩み・後悔の念といったものが〝人が作り上げた虚構〟であることに気付かされます。
人の評価に惑わされない
「独身でいることが不幸」などという評価は、世界のどこを見渡してもありません。
つまり結婚の幸福・未婚の不幸などというのは「世間で人が勝手に決めた評価」であり、もし自分が独身で幸福であった場合には、その人にとっての幸福は〝未婚でいること〟にあります。
この場合に改善すべきはまず「コンプレックスに陥る自分の傾向」で、コンプレックスに悩む姿は〝コンプレックスに陥る人が勝手にそう思い込んでいる姿〟に他なりません。
自分で自分の首を絞める形で苦しんでいるだけになるため、そのことに早めに気づくことで、今の自分に幸せを見つけることでそのコンプレックスは解消されます。
結婚した場合でも独身でいる場合でも、それぞれの場合によって「自分は幸福だ・不幸だ」と決めている人は、男性・女性の場合を問わず〝自分で勝手にそうしている〟だけの場合が圧倒的に多いです。
どの場合でも幸福・不幸というのは「それを感じる本人」にしか本来決められないものであり、他人の評価によってそれらを決めるのはとてもバカバカしいことです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「一生独身でも幸せになれるかどうか」に視点を置き、未婚女性が持ちやすい悩みや後悔についてご紹介してきました。
独身で一生を通す人は過去にもたくさん見られており、そうした人の中でもかなり偉大な人生の送り手が実在しました。
上杉謙信、ライト兄弟、アイザック・ニュートン、ナイチンゲール、ヘレン・ケラー、マザーテレサ、彼らもすべて独身を貫いた偉人たちです。
独身の不幸というのは人やメディアが勝手に決めた価値観に過ぎず、人が感じる幸福感を個別で見た場合、その不幸や幸福のあり方というのは確実に変わってきます。
大切なのは〝自分がどう感じるか?〟という1点にあるため、その評価を他人の評価と混同しないよう心がけましょう。
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